世界の斜陽から

旅ブロ ADHD 元売人 時々四つん這い be動詞と出会った24の夏 自転車 船 鉄道 飛行機 野営 なんでも可 終わりなき道程と 果てしなき世界の歪(ひず)みに 斜めに映る この眼差しから思いを込めて

中国

中国 〜ラオス蒼氓・昆明吟遊編 第4章〜

中国の国旗が後方ではためいていた 水道橋博士に似た長距離バスの番頭は、国境からバスを走らせ 欝蒼とした密林の景色とは永らく不釣り合いであった カンフー映画を取り出し、新たなテープをセットした 先ほどまでのアイやぁ!的な丁々発止なテンポとは変わ…

中国 〜ラオス蒼氓・昆明吟遊編 第3章〜

密林がひしめく山あいを 二階建てとも見てとれる大型バスが よろよろと走っていた ヴィエンチャンを出てから どれ位経ったのかは 覚えていないが 夕刻も迫ろうかとしていた 強いてアクシデントがあるかと 言われれば タイヤの空気圧をチェックするため 竹林…

中国 〜ラオス蒼氓・昆明吟遊編(改訂版)〜

打ち付けのコンクリを背にしながら 南北戦争を舞台にした映画で使われていたかの風貌な 所々が赤錆びたマットレスに寄っ掛かっていた 数々のストゥーパが立ち並ぶ 今や一大観光地となりつつある遺跡群を擁する街バガンでの 最低な安宿から始まる話だ 街中を…