世界の斜陽から

旅ブロ ADHD 元売人 時々四つん這い be動詞と出会った24の夏 自転車 船 鉄道 飛行機 野営 なんでも可 終わりなき道程と 果てしなき世界の歪(ひず)みに 斜めに映る この眼差しから思いを込めて

アメリカ 〜サンディエゴ・夜翔編〜

この街での目的を、バスストップのベンチに腰掛け思い返していた

夜の8時を回り、翌朝に出る早朝便までの時間を縁取るためだったのだ

この街での滞在中、ただ一人だけ 微笑みをくれた定員がいるコンビニの前を何度となく横切る

交差点のふちに座り 自らの生い立ちを罵り それと引き換えに施しをせがむ、ブラックシスター

見栄と矛盾がすれ違う、立体交差を抜けて 味気のないチャイニーズレストランに入る

どこかの社員食堂で食べた、管理職者向けに味付けをされたようなチャーハンを二口ほど頬張り

残りを、 先ほどのホームレスとは別の奴にくれてやった

初めてのアメリカで 僕が納得できる証明らしきものを手に入れるために