世界の斜陽から

旅ブロ ADHD 元売人 時々四つん這い be動詞と出会った24の夏 自転車 船 鉄道 飛行機 野営 なんでも可 終わりなき道程と 果てしなき世界の歪(ひず)みに 斜めに映る この眼差しから思いを込めて

アイスランド 〜準備編・その7〜

モデルルート・3 〜ユーラシアの果てとジブラルタルのパテにグラナダソースをかけて〜

ローマ→飛行機にてポルトガルポルトへ→リスボンジブラルタル海峡を眺めつつコスタ・デル・ソル マラガ→バレンシアを抜けグラナダバルセロナ

僕に女子力があるのなら、お気に入りのぬいぐるみを事あるごとに写りこませて
欲しくも無い雑貨屋さんに出向き、安宿で出会ったカップルの恋バナを読者集めのために書くんだろうが
”ユーラシアの果て”なんぞが
そこに立ちはだかるものならそうはいかないであろう

その場所はポルトガルと呼ばれていて
悠久なる言葉が最も似合う国のひとつであると同時に
この土地を新たな旅の始まりと記することが、後に訪れるマラガや追憶のバレンシア
筆者にとってどう印象付けるのかだけでなく

旅の終わりの回想では
各地を訪れて得た断片的なインスパイアが
因果関係を紐解くにあたり 乱雑で非合理になることなく
至ってスムーズな形で旅程との折り合いを重ねながら
刻み込まれるのではないかとまで想わせてしまう特別な場所のような気がする

それだけこのルートには魅力があり
安宿が豊かなリスボンやなだらかな丘陵地帯に富んでいるバレンシア地方などは、ジブラルタルを臨みながらの
貧乏自転車旅行にはぴったりの土地柄なのだ

ここまで絞られた3ルートに
番外編を加えるのであればアフリカ大陸の正面玄関モロッコはマラケシュからの北上ルートではないだろうか?

イスラム文化に彩られ、由緒ある歴史建造物やアウトスタンディングな小物雑貨
意外に知られていないのがスターウオーズのロケ地などがあったりだ
しかし難点があり、この時期のサハラを甘く見てはいけない
日中は50度近くから夜間帯は20度台まで気温が乱降下し、200km近くも人工物が見当たらない砂漠地帯に囲まれた単線道路を走る羽目になってしまうからだ

念を押して言っておくが
僕はラクダではない 人間であるからして50km先に砂嵐の群像がちらつこうものなら
気力を放り投げ 単線道路のど真ん中に座り込んでしまう自信があるからだ

まあ、今後のルート選定では
無難で、楽しく、無理のないをモットーにしてまいりますので、乞うご期待ませませ