アイスランド 〜準備編・その2〜
は〜い それでは出席を取ります
芦別! はい 江差! はい 先生
長万部! はい オホーツク! うぃ〜
カムチャッカ! はい オシンコシン! うっす
以下省略
はい、これから地理の授業に入る前に
何年か前から身売りに出されていた夕張くんから手紙が届いたので読みたいと思う
じゃあ今年の接岸が遅れたオホーツク!
罰として君が読みなさい
「北斗星高校のみなさん お元気ですか?
財政破綻から数年が過ぎ、ここ夕張にも仮初めの落ち着きが戻ってきたように感じます。
まだまだ、皆さんのお顔を同じ土俵に上がり拝見するなどとはおこがましい次第ではありますが、またお会いできることを楽しみにしております。」
前回までのあらすじ
突如アイスランド旅行を思い立った筆者、しかし与えられた条件は過酷なものであった
島内の移動手段として与えられた選択肢は車か自転車、たまにヒッチハイク
経済的な理由をひた隠し、ロマンを言い訳に自転車紀行を夢に見 購入準備を進めるのだが...
タカラジェンヌ「当店で主に取り扱っていますのがこちらです」
僕「ブ、ブロンプトン?ブロンプトンってあの
三角とか四角のティーパックでお馴染みの」
タカラジェンヌ「それはリ○トン」
僕「あーあれですよね
ほら、マイトガイや爆弾男で一世を風靡したあのナンバー」
タカラジェンヌ「それは小林旭の”ダイナマイトが百五十屯」
〜アイスランド・準備編その3〜 に続く